ランドセルは、3万円以下の安価なものから、8万円以上の高価なものまでさまざまな価格帯のものがあり、どれを購入すればよいか悩んでしまいますよね。
ちなみにランドセルの値段相場は、年々上昇傾向にあり、現在の相場価格は6~7万円程度となっています。
2022年に一般社団法人日本鞄協会ランドセル工業会が行ったアンケートでは、平均購入金額は58,524円で、多くの人が6万円前後のランドセルを選んでいるという結果が出ています。
※参考URL:https://www.randoseru.gr.jp/graph/
この数字を見て、ランドセルは高いと感じる人もいるかと思いますが、各ブランドが行っている早期割引やアウトレットセールなどをうまく活用すれば、安く購入することもできます。
お得にランドセルを購入したい人は、早めに「ランドセルカタログ」を取り寄せて準備しましょう!
このページでは、ランドセルの値段相場や、価格帯別の特徴、お得に購入する方法をまとめているので、ぜひ参考にしてみてください!
まずは各ブランドの値段相場を高い順に一覧にまとめてみました。どのブランドが候補となるのか、予算と相談しながらチェックしてみてください!
ブランド | 相場(円) | 最安値(円) | 特徴 |
---|---|---|---|
黒川鞄 | 9~15万 | 68,000 | ・はばたくランドセル ・職人による手縫い ・最高品質の天然皮革 |
土屋鞄 | 8~10万 | 65,000 | ・300以上の細かい工程 ・丈夫な手づくり仕上げ ・高級感漂うフォルム |
香久山ランドセル | 79,900円 | 79,900 | ・鞄工房山本が展開する一般鞄ブランド ・くすみカラー5色展開 ・片手で開閉できるオリジナルカブセ |
村瀬鞄行 | 6~7万 | 36,000 | ・数多くの受賞歴 ・熟練職人による手作り |
鞄工房山本 | 6~7万 | 49,900 | ・オールコードバンモデルあり ・仕上げにコバ塗りを採用 ・豊富なラインナップ |
池田屋 | 6~7万 | 53,000 | ・独自のハイブリッド構造 ・池田屋背カン採用 |
カバンのフジタ | 6~7万 | 57,000 | ・光るランドセル ・背あてが通気性の良い牛革 ・全モデルキューブ型 |
萬勇鞄 | 6~7万 | 60,500 | ・モダンなデザインが多い ・ゴールドやシルバーなどカラーが豊富 ・同じデザインで素材を選べる |
セイバン | 6~7万 | 47,300 | ・ランドセルシェアNO.1 ・小児科医の98%が推奨 ・天使のはねで背負いやすい |
モギカバン | 6~7万 | 58,000 | ・職人の手縫い ・こだわりの素材 ・少量生産 |
イオン | 6~7万 | 30,800 | ・軽々背負える「かるすぽ」 ・たっぷり収納「みらいポケット」 ・最大24色のカラー展開 |
フィットちゃん | 5~6万 | 55,000 | ・オリジナル背カンで背中にフィット ・肩ベルトの厚み2倍「楽ッション」 ・光るランドセル「安ピカッ」 |
羽倉 | 5~6万 | 52,800 | ・28色のオリジナルカラー ・「豊岡鞄」認定ブランド ・鋲無しかぶせ |
ふわりぃ | 5~6万 | 43,780 | ・軽くて耐久性がある ・背負い心地のよい肩ベルト ・障害児用モデルあり |
ニトリ | 4万 | 19,900 | ・お手頃価格で高機能 ・飽きが来ないデザイン ・肩への負担を軽減した肩ベルト |
ランドセルは、価格帯によってそれぞれ特徴が違います。
ここでは価格帯ごとの特徴を詳しくまとめているので、ランドセル購入の参考にしてみてください。
8万円以上の購入ランドセルは、コードバンやヌメ革などの高級素材を使用しているモデルが多くなっています。
希少素材で作られたランドセルのため、生産数も少なく数に限りがあります。
例えば人気ブランドの黒川鞄では、販売開始に即日完売してしまうモデルや、数日で完売してしまうモデルも多くあります。
購入を考えている場合は、早い段階からカタログ請求をして購入モデルを決めておき、発売と同時に購入できるように準備しておくことをおすすめします。
具体的な高級ランドセルを知りたい場合は、「高級ランドセル」の特集ページを参考にしてみてください。
7万円台のランドセルは、牛革を使用したランドセルや、人工皮革モデルでも高機能なランドセルが多くなります。
牛革ランドセルは人工皮革よりも耐久性に優れ、高級感もあります。
特に「鞄工房山本」や「池田屋」「カバンのフジタ」などの工房系ブランドは、素材にこだわりたい人にピッタリのランドセルブランドです。
人工皮革の高機能ランドセルが欲しいという場合は、「フィットちゃん」や「セイバン」など、機能にこだわった大手ブランドがおすすめ。
例えばフィットちゃんでは、肩ベルトの厚さが2倍の「楽ッション」や、肩ベルトを簡単に調節できる「くるくるフィット」、夜道の下校も安心の360度反射材「安ピカッ」など、様々な機能が搭載されています。
6万円台のランドセルは、人工皮革ランドセルの相場価格となります。
各ブランドで色々なデザインやカラーのランドセルが6万円台で販売されていて、最も選択肢の多い価格帯ともいえます。
人工皮革ランドセルでおすすめなのが「フィットちゃん」や「セイバン」です。
特にセイバンは、全学年でシェアNo.1を獲得するほど満足度の高いブランドで、「天使のはね」をはじめとした様々な機能で、子供たちの登下校をサポートしてくれます。
5万円台のランドセルは、シンプルなデザインの人工皮革モデルが多くなります。
とはいえ、多くのブランドが5万円台で購入できるモデルを取り扱っているので、選択肢も比較的多い価格帯となっています。
ブランドによっては5万円台でもお洒落なデザインのランドセルを取り扱っていて、例えば「カザマランドセル」では、5万円台でもオシャレなデザインのモデルを多数取り扱っているので、デザインにこだわる人におすすめです。
また、6万円台のランドセルでも、大手ブランドの早期割引を活用すれば5万円台で購入することができます。
4万円以下の安いランドセルは、海外製の粗悪品が紛れている価格帯です。
もちろん安価でも良いランドセルはたくさんあるのですが、中には粗悪品も混ざっているので、慎重に選ぶことが大切です。
ちなみに、安心して選ぶことのできるリーズナブルなランドセルは、「安くて丈夫なランドセル」のページでまとめているので参考にしてみてください。
また、アウトレットセールでも安いランドセルを購入することができます。
アウトレットセールでは、展示品や型落ちモデルなどを安く販売しておりお得です。セールの最新情報は、「ランドセルアウトレット」ページでまとめているので、ぜひチェックしてみてください!
1万円台や2万円台で購入できる激安ランドセルは、人工皮革ではなく合成皮革を使用しているモデルが多くなります。
合成皮革は耐久力が非常に弱く、6年間使うことができない場合があります。また格安ランドセルは6年間保証が付いていないケースもあり、万が一壊れてしまったら有償修理になってしまうことも。
もしも格安ランドセルを購入する場合は、途中で買い替える覚悟を持って購入する必要があります。
また、大手ブランドや工房系ブランドであっても、ネットオークションやフリマアプリなどで購入した中古品は注意が必要です。
当然のことながら劣化していますし、メーカー保証の期限も切れてしまっているので、6年間使うことができない場合があります。
さらに、型が古いとサイズが小さい(A4フラットファイル対応サイズじゃない)、機能が古いなどの問題点も出てきます。
安くても中古品を購入することは、あまりおすすめできません。
ランドセルの値段について、よくある質問をまとめてみたので、気になる項目があればチェックしてみてください。
ランドセルの値段相場は年々上昇傾向にあり、20年前の相場は3~4万円程度であったのが、現在は6~7万円程度になっています。
ランドセルの値段相場が上がった要因としては、単純に原材料の価格高騰に伴って価格が上がったという理由もありますが、最も大きな要因はランドセルの多様化です。
昔はランドセルの種類も少なく、ネット販売なども盛んに行われていませんでした。
ところが現在は、素材にこだわった高級モデルや機能やデザインにこだわったモデルなど、多種多様のランドセルが発売され、さらにそれをインターネットで全国どこからでも購入できるようになったことによって、値段相場が大きく上がったのです。
つまり、ランドセルが高くなったというわけではなく、選択肢の幅が増えたと言えます。
相場が上がったとはいえ、どの価格帯のモデルを買うかは自由です。予算や好みに合わせて、リーズナブルなモデルから高級モデルまで好きなものを選ぶことができる時代になったのです。
イオンやニトリのランドセルは比較的リーズナブルな印象がありますよね。でも、実はイオンは他のブランドとさほど価格の差はありません。
最も安価なモデルは「はなまるランドセル」で30,800円とリーズナブルな価格となっていますが、全体の値段相場は6~7万円です。
「みらいポケット」や「ミラクルin」など、オリジナル機能も充実していて、他のランドセルブランドに負けないクオリティとなっています。
一方で、ニトリは非常にリーズナブルで、最も安価なモデルは「超軽量ランドセル」で19,900円。
値段相場は4万円前後、最高値でも5万円台なので、できるだけ安く購入したい人におすすめです。
就学援助制度として、各自治体ごとにランドセルを購入するともらえる補助金が設けられています。
補助金を受けられる条件などは自治体によって違い、主な条件には以下のものがあります。
また、これとは別に入学準備金として一時金を支給してくれる自治体や、環境配慮型ランドセル購入を助成してくれ自治体、ランドセル自体を支給してくれる自治体などもあります。
自治体 | 内容 |
---|---|
東京 | 就学援助制度、入学準備金など |
大阪 | 就学援助制度、入学準備金など |
名古屋 | 就学援助制度、入学準備金など |
福岡市 | 就学援助制度、入学準備金など |
埼玉県秩父市 | 新入学児童全員に入学準備祝金5万円 |
北海道厚岸町 | 環境配慮型ランドセル購入で2万円支給 |
茨城県日立市 | ランドセル無料配布 |
富山県立山市 | ランドセルリュック無料配布 |
山口県防府市 | 通学用カバン無料配布 |
これらの補助金を利用すれば、ランドセルが実質無料で手に入るかもしれません。
自分が住んでいる地域の補助金を調べる方法は2つあります。
各自治体のHPで詳しく見られるようになっているので、ぜひ一度検索してみて下さい。
ランドセルの値段相場は上がってきていますが、その分ランドセルの選択肢も増えてきています。
4万円以下の安価なモデルから、8万円以上の高級モデルまで、価格帯によって販売されているランドセルの種類は多岐にわたっています。
素材も色々増えてきていますし、デザインやカラー、機能など、様々な要因で価格が変わってきます。
それぞれ好みに合わせて自由に選択することができるので、自分たちに合ったランドセルを見つけてみてください。