近年、ランドセルの重さがクローズアップされていますが、これは教科書のページ数増加や、水筒などの荷物が増えている事が原因となります。
そのためランドセル自体の重さは大きな変化はなく、むしろメーカーは軽くて背負いやすいランドセルを製作すべく、毎年改良や新作モデルの発表を行っています。
このページではランドセルの重さについて、目安となる平均を紹介しながら、軽いモデルの選び方についてまとめるので、ぜひ参考にしてもらえばと思います。
ランドセルの重さは素材によって左右されます。
【ランドセル重さの目安】
重いのが嫌なら人工皮革で良いのでは?と数字だけ見れば思うかもしれませんが、人工皮革は他の素材に比べ耐久性が弱いというデメリットがあります。
それぞれの特徴を表にまとめるので、比較しながらどの素材のランドセルがよいのか検討してみてください!
人工皮革 | 牛革 | コードバン | |
---|---|---|---|
重さ | 1,000~1,200g台 | 1,200~1,400g台 | 1,300~1,600g台 |
価格 | 3~6万台 | 6~9万台 | 8~20万台 |
生産数 | ◎ | 〇 | △ |
丈夫さ | △ | 〇 | ◎ |
耐水性 | ◎ | 〇 | 〇 |
デザイン性 | ◎ | 〇 | △ |
色の種類 | ◎ | 〇 | △ |
革のエイジング | × | ◎ | ◎ |
コードバン(馬革)は馬のおしりの革のことで、1頭からわずかしかとれないとても高級な素材です。そのため、どのメーカーも毎年早い時期に売り切れます。
デザインは、昔ながらのシンプルなデザインのランドセルが中心となり、とても丈夫であるという特徴があります。
人工皮革は生産数が多く、デザインやカラーが豊富です。他の素材と比べて丈夫さが劣る点と、革のエイジングがないというデメリットがあります。
革のエイジングとは経年劣化のことで、ジーンズのように使い続けることで、違った雰囲気のランドセルに変化します。
牛革は、人工皮革とコードバンの中間的な存在で、バランスのとれた素材といった感じになります。
素材ごとに重さが異なり、それぞれメリットデメリットがあることは理解できたのではないでしょうか。
では実際にランドセル選びの重要なポイントを紹介します。それは「背負いやすさ」と「収納力」です。
なぜなら背負いやすいランドセルは、牛革やコードバンなどの数字上重い素材でも、体感としては軽く感じるからです!
ちなみに人気ブランドでは、荷物で重くなったランドセルでも軽く感じるよう、それぞれ以下のような工夫を行っています。
ブランド名 | 背負いやすさの工夫 |
---|---|
セイバン | 天使のはね |
フィットちゃん | フィットちゃん背カン |
ふわりぃ | ふわりぃ背カン |
黒川鞄 | はばたくランドセル |
カバンのフジタ | スーパーXベルト |
池田屋 | ハイブリッド構造 |
羽倉 | S字肩ベルト |
土屋鞄 | 牛革ハイブリッド素材 |
鞄工房山本 | 立ち上がり背カン |
モギカバン | ウイング背カン |
ぜひ、店舗や展示会に足を運んで実際にランドセルを背負ってみてください。もし足を運ぶのが難しい場合は、レンタルサービスを活用して、自宅で背負い比べることもできます。
上記の中でも特におすすめなのが、大手セイバンの「スゴ軽」です。
重量が1,000g以下という超軽量モデルでありながら、天使のはねを搭載して背負いやすさにもしっかりとこだわっていて、軽さと背負いやすさの両方を実現しています。
スゴ軽の詳細に関しては、この後、男の子女の子に人気の軽いランドセルの中で、それぞれ紹介しているので、ぜひチェックしてみてください!
男の子に人気の軽いランドセルをピックアップしてまとめてみました。
重さ | 890g |
---|---|
税込価格 | 62,700円 |
素材 | クラリーノエフレインガードFα |
カラー | ブラック、マリンブルー、カーマインレッド、ミルキーブラウン、パステルパープル |
外寸 | 高さ約34㎝×横幅約27㎝×マチ幅約19㎝ |
内寸 | 高さ約32㎝×横幅約25㎝×マチ幅約13㎝ |
セイバンのスゴ軽エアーIIは、1,000g以下という超軽量モデルでありながら、天使のはねを搭載して背負いやすさにもこだわったランドセルです。
天使のはねは、肩ベルトの付け根部分に搭載された羽のようなプレートのこと。天使のはねによって肩ベルトが立ち上がり、子供の肩への負担を最小限に抑えてくれます。
さらにマチ幅が13㎝と大容量で、タブレットもしっかり収納できるサイズです。
ブランド | モデル | 重さ | 価格 |
---|---|---|---|
ふわりぃ | レジェランド | 890g | 63,800円 |
マイフレンド | 980g | 43,780円 | |
グランコンパクト | 980g | 57,200円 | |
イオン | はなまるランドセル24 | 980g | 30,800円 |
はなまるランドセル24 パターンセレクト | 990g | 33,000円 | |
村瀬鞄行 | ウルトラライト | 990g | 36,000円 |
重さ | 1,100g |
---|---|
税込価格 | 63,000円 |
素材 | 防水ベルバイオ |
カラー | クロ×クロ、クロ×ブルー、コン×キャメルなど全12色 |
外寸 | 高さ約34.5㎝×横幅約26㎝×マチ幅約20㎝ |
内寸 | 高さ約31.2㎝×横幅約23.3㎝×マチ幅約12.2㎝ |
池田屋のランドセルは全てのモデルがハイブリッド構造になっています。
人工皮革と牛革をミックスさせて適材適所に使うことで、軽さと背負いやすさを追求しています。
さらに動く背カンと牛革の肩ベルトで肩へのフィット感をサポート。体形に合わせて立ち上がる背カンで、何年生になってもピッタリと肩にフィットしてくれます。
ブランド | モデル | 重さ | 価格 |
---|---|---|---|
カバンのフジタ | ドリームクルー | 1,150g | 57,000円 |
ギャラクシー | 1,150g | 60,000円 | |
土屋鞄 | ベーシックカラープラス クラリーノ・エフ | 1,160g | 66,000円 |
プレミアムカラー クラリーノ・エフ | 1,160g | 70,000円 |
重さ | 1,120g |
---|---|
税込価格 | 71,500円 |
素材 | クラリーノタフロックNEO、クラリーノレミニカ |
カラー | ブラック/ブルーステッチ、シルバー×ブラック |
内寸 | 高さ約31.5㎝(最高部)×横幅約23.5㎝×マチ幅約11㎝ |
小マチ幅 | 3㎝~8㎝まで伸縮自在 |
イオンのみらいポケットは、小マチが最大8㎝まで広がる大容量ランドセルです。
荷物が少ない日は総マチが14㎝とすっきりコンパクトに、荷物が多い日は総マチ19㎝でしっかり収納と、荷物に応じて自由に使い分けることができます。
さらに11.6インチまで収納可能なタブレットPCケース付きで、タブレットの持ち運びも安心です。
ブランド | モデル | 重さ | 価格 |
---|---|---|---|
イオン | ミラクルin NEOライト プレッピー | 1,050g | 52,800円 |
セイバン | スゴ軽エアー | 990g | 62,700円 |
ふわりぃ | グランコンパクト | 980g | 57,200円 |
プレミアムコレクション | 1,180g | 63,800円 |
重さ | 1,290g |
---|---|
税込価格 | 83,000円 |
素材 | 牛革 |
カラー | ブラック、ディープレッド、ネイビー、ブラウン、グレー |
外寸 | 高さ約32.3㎝×横幅約26.0㎝×マチ幅約19.1㎝ |
内寸 | 高さ約31.0㎝×横幅約23.2㎝×マチ幅約12.5㎝ |
RECOベーシック牛革ハイブリッドは、軽量化を目的として開発されたハイブリッド仕様のランドセルです。
牛革をメイン素材として使用していますが、各所に人工皮革をうまく組み合わせることで、軽くて丈夫な牛革ランドセルを実現しています。
重さ | 1,400g |
---|---|
税込価格 | 100,000円 |
素材 | 防水コードバン |
カラー | クロ、アカ |
外寸 | 高さ約34.5㎝×横幅約26㎝×マチ幅約20㎝ |
内寸 | 高さ約31.2㎝×横幅約23.3㎝×マチ幅約12.2㎝ |
池田屋のランドセルは、全てのモデルがハイブリッド構造になっています。
コードバンモデルも例外ではなく、かぶせ部分は贅沢にコードバンを使用していますが、本体部分は牛革、かぶせ裏や肩ベルト裏はクラリーノを使用しているので、他ブランドのコードバンモデルよりも軽くなっています。
ブランド | モデル | 重さ | 価格 |
---|---|---|---|
土屋鞄 | RECOプレミアム牛革ハイブリッド | 1,290g | 84,000円 |
アトリエ牛革ハイブリッド | 1,290g | 85,000円 | |
池田屋 | 全牛革モデル | 1,250~1,300g | 69,900~78,000円 |
重さ | 990g |
---|---|
税込価格 | 36,000円 |
素材 | クラリーノエフ |
カラー | ブラック/マリンブルー |
内寸 | 高さ約31㎝×横幅約23.5㎝×マチ幅約12㎝ |
村瀬鞄行のウルトラライトは、わずか990gの超軽量モデル。
持ち手をなくし、ナスカンは片側のみ、ファスナーポケットを小型化など、とにかく軽さにこだわったランドセルです。
余分なものを省いているから、コストもかからず低価格。軽さと安さを兼ね備えたシンプルなモデルです。
なお、丈夫さは他のmu+ランドセルと同じなので、耐久性の心配はありません。
ブランド | モデル | 重さ | 価格 |
---|---|---|---|
イオン | はなまるランドセル24 | 980g | 30,800円 |
はなまるランドセル24 パターンセレクト | 990g | 33,000円 |
続いて女の子に人気の軽いランドセルをピックアップしてまとめてみました。
女の子は軽さだけでなく、見た目やカラーにもこだわる子が多くいます。背負いやすさや収納力に加えて、デザインについても見ていきましょう。
重さ | 990g |
---|---|
税込価格 | 62,700円 |
素材 | クラリーノエフレインガードFα |
カラー | パステルパープル、カーマインレッド、ミルキーブラウン、マリンブルー、ブラック |
外寸 | 高さ約34㎝×横幅約27㎝×マチ幅約19㎝ |
内寸 | 高さ約32㎝×横幅約25㎝×マチ幅約13㎝ |
男の子と同様に女の子もセイバンのスゴ軽エアーIIがおすすめです。
天使のはねや左右連動背カンによって、背負いやすいだけでなく体への負担も軽減してくれます。
女の子モデルはパステルパープルとカーマインレッド、ミルキーブラウンの3色となっています。シンプルなデザインで、耐久性も高い軽量ランドセルです。
収納力に関してもマチ幅が13㎝と大容量。タブレットもしっかり収納できて使いやすくなっています。
ブランド | モデル | 重さ | 価格 |
---|---|---|---|
ふわりぃ | レジェランド | 890g | 63,800円 |
マイフレンド | 980g | 43,780円 | |
グランコンパクト | 980g | 57,200円 | |
イオン | はなまるランドセル24 | 980g | 30,800円 |
はなまるランドセル24 パターンセレクト | 990g | 33,000円 | |
村瀬鞄行 | ミラクルライト | 990g | 36,000円 |
重さ | 1,150g |
---|---|
税込価格 | 62,000円 |
素材 | クラリーノエフ |
カラー | ビビットピンク、アカ×ピンク、キャメル×ピンク、サックス×ライトパープル |
外寸 | 高さ約33㎝×横幅約25㎝×マチ幅約13㎝ |
内寸 | 高さ約31.5㎝×横幅約23.5㎝×マチ幅約12.5㎝ |
カバンのフジタでは肩、腰、背中の3点に負荷が分散される「NICE&cozyユニット」を採用しています。
使うほど体になじむ「ふっくら天然牛革」を使用した背あてや、身体の曲線にフィットする「スーパーXベルト」など、背負いやすさに関する様々な工夫がされています。
ドリームラブは、可愛らしいステッチとリボンの飾り鋲が可愛らしいモデルで、ふわふわとした女の子らしいデザインとなっています。
ブランド | モデル | 重さ | 価格 |
---|---|---|---|
カバンのフジタ | ラブハート | 1,150g | 65,800円 |
トリプルハート | 1,150g | 72,800円 | |
土屋鞄 | ベーシックカラープラス クラリーノ・エフ | 1,160g | 66,000円 |
プレミアムカラー クラリーノ・エフ | 1,160g | 70,000円 | |
池田屋 | 防水ベルバイオスムース カラーステッチ | 1,100g | 63,000円 |
重さ | 1,140g |
---|---|
税込価格 | 71,500円 |
素材 | クラリーノタフロックNEO |
カラー | スミレ、ソラ |
内寸 | 高さ約31.5㎝×横幅約23.5㎝×マチ幅11㎝ |
小マチ幅 | 3㎝~8㎝まで伸縮自在 |
イオンのみらいポケットは、小マチが最大8㎝までのびる大容量モデルです。
荷物の少ない日は総マチ14㎝、多い日は総マチ19㎝と使い分けることができるので、荷物の少ない低学年から荷物の多い高学年まですっきりと背負うことができます。
星空をイメージした可愛らしいランドセルで、サイドや前ポケットには星や月のデザインが輝いています。
カラーバリエーションも赤やピンクではなくパープルとブルーの2色展開で、デザインやカラーにこだわる女の子にピッタリです。
ブランド | モデル | 重さ | 価格 |
---|---|---|---|
イオン | ミラクルin NEOライト ファンタスティックプリズム | 1,050g | 52,800円 |
セイバン | スゴ軽エアー | 990g | 62,700円 |
ふわりぃ | グランコンパクト | 980g | 57,200円 |
プリンセスコレクション | 1,190g | 66,000円 |
重さ | 1,300g |
---|---|
税込価格 | 69,900円 |
素材 | 防水牛革 |
カラー | ミント×サックス、ミルク×ベージュ、ラベンダー×ピンク、アッシュグレー×グレー |
外寸 | 高さ約34.5㎝×横幅約26㎝×マチ幅約20㎝ |
内寸 | 高さ約31.2㎝×横幅約23.3㎝×マチ幅約12.2㎝ |
池田屋のランドセルは、全モデルハイブリッド構造となっています。
かぶせ裏や肩ベルト裏、背あて部分に人工皮革を使用することで重量を軽減。牛革モデルなのに軽いランドセルに仕上げています。
このモデルはトレンドであるパステルカラーを採用しています。
今までにない淡く優しい色合いが、女の子らしさや可愛らしさを引き出してくれる、珍しいカラーのランドセルです。
重さ | 1,490g |
---|---|
税込価格 | 140,000円 |
素材 | コードバン |
カラー | ガーネット、インディゴネイビー、アイビーグリーン |
外寸 | 高さ約32.3㎝×横幅約26㎝×マチ幅約18.1㎝ |
内寸 | 高さ約31.0㎝×横幅約23.2㎝×マチ幅約11.5㎝ |
土屋鞄のコードバンモデルは、本体や背あてに牛革、内装に人工皮革を使用することで軽量化しています。
さらに立ち上がり背カンとS字型ベルトで、背負いやすさにもしっかりこだわっていて、重さを感じにくい構造になっています。
コードバンモデルには珍しいカラーバリエーションで、カラーにこだわりたい女の子におすすめです。
ブランド | モデル | 重さ | 価格 |
---|---|---|---|
土屋鞄 | RECOプレミアム牛革ハイブリッド | 1,290g | 84,000円 |
アトリエ牛革ハイブリッド | 1,290g | 85,000円 | |
池田屋 | 全牛革モデル | 1,250~1,300g | 69,900~78,000円 |
防水コードバン | 1,400g | 100,000円 |
重さ | 990g |
---|---|
税込価格 | 36,000円 |
素材 | クラリーノエフ |
カラー | ホットピンク |
内寸 | 高さ約31㎝×横幅約23.5㎝×マチ幅約12㎝ |
村瀬鞄行のミラクルライトは持ち手やナスカンなどを省き、必要最低限の装備で作られた超軽量モデル。
余分なものは一切つけず、シンプルでスマートなデザインで、重量はわずか990g。派手な装飾や刺繍はついていませんが、明るいピンク色で可愛らしいカラーです。
「軽くて、安くて、かわいい」3つのポイントをしっかり押さえた、皆に嬉しいランドセルです。
ブランド | モデル | 重さ | 価格 |
---|---|---|---|
イオン | はなまるランドセル24 | 980g | 30,800円 |
はなまるランドセル24 パターンセレクト | 990g | 33,000円 |
工房系ブランドや高級ブランドのランドセルは、どうしても重いというイメージがありますが、工房系ブランドや高級ブランドでも軽さにこだわったランドセルは発売されています。
各ブランドの最軽量モデルを一覧にしてみたので見ていきましょう。
ブランド | モデル | 重量 |
---|---|---|
村瀬鞄行 | mu+ウルトラライト | 990g |
カザマランドセル | ワイド | 1,000g |
池田屋 | 防水クラリーノルーチェ半かぶせ | 1,070g |
conosaki | basie(シャイン) | 1,080g |
林カバン店 | パトリックコックス | 1,100g |
大峡製鞄 | クラリーノスタンダード | 1,120g |
カバンのフジタ | デイライト | 1,150g |
宇野カバン | クラリーノランドセル | 1,150g |
土屋鞄 | ベーシックカラー クラリーノ・エフ | 1,160g |
モギカバン | たくみ プレミアムウノ | 1,160g |
中村鞄 | ベルエース | 1,160g |
堀江鞄 | プティコパンハーフトップ | 1,160g |
羽倉 | はねかる | 1,160g |
神田屋ランドセル | かるかるネオ | 1,190g |
横山鞄 | M4フィルウエル人工皮革 ナチュラルセレクト | 1,200g |
コクホー | アンダーアーマー ベーシックモデル | 1,240g |
京都ランドセル工房 | エスポワール スタンダード | 1,250g |
萬勇鞄 | オラージュ | 1,250g |
黒川鞄 | 軽量クラリーノFキューブ型 | 1,280g |
鞄工房山本 | ピコ | 1,290g |
ヒダカーフ | スタンダードモデル | 1,300g |
Rikomonランドセル | standardいつも | 1,330g |
ナガエかばん | ルーチェ・フラッシュ 牛革 | 1,350g |
生田ランドセル | アース | 1,400g |
香久山ランドセル | 香久山ランドセル | 1,440g |
ブランド | モデル | 重量 |
---|---|---|
セイバン | スゴ軽エアーII | 890g |
ふわりぃ | レジェランド | 890g |
三越伊勢丹 | 「ふわりぃ」レジェランド | 890g |
高島屋 | 「ふわりぃ」レジェランド | 890g |
NuLAND (ニューランド) | NuLAND | 930g(フラップなし700g) |
フィットちゃん | ゼロランド(安ピカッ) | 940g |
イオン | はなまるランドセル24 | 980g |
くるピタランドセル | KANGOL(カンゴール)ヨーロピアンカジュアル | 980g |
イトーヨーカドー | 「ふわりぃ」グランコンパクト | 980g |
大丸松坂屋 | スマートコレクションエアー | 990g |
小田急百貨店 | スマートエアーランドセル | 990g |
池田地球 | 地球NASAランドセル 主婦の友社モデル | 1,040g |
水野鞄店 | ハネッセルBOY ライティングスパーク | 1,050g |
アクタス | STANDARD MODEL(RS6型)HALF COVER | 1,060g |
ARTIFACT(アーティファクト) | Tone(トーン) | 1,070g |
ずっとランドセル | ミモザ 半カブセ | 1,080g |
コクヨ×あんふぁん | らくろくランドセル | 1,090g |
シブヤランドセル | ポケモン | 1,100g |
ユーアンドアイ | タフロック | 1,100g |
ノムラ | スタンダードシリーズ | 1,100g |
ツバメランドセル | スタンダード | 1,100g |
ニトリ | ニュースター | 1,120g |
リリコ | クロニクル | 1,140g |
ミキハウス | クラリーノタフロックNEO | 1,150g |
クーロン | コンチェルトシリーズ・イーグルモデル | 1,150g |
アディダス | アディダス キューブ2 | 1,160g |
ララちゃん | スマートライト | 1,190g |
アタラ | LIFE | 1,190g |
ゆめや | スタイリッシュカラー | 1,200g |
プーマ | プーマプレミアムエディション | 1,200g |
サンリオ | オーロスパーク | 1,200g |
ディーゼル | ディーマーク | 1,200~1,250g |
メゾピアノ | プリンセスパルファン | 1,220g |
ニノニナ | ヘリテージ | 1,220g |
グリローズ | フルールセミグロス | 1,230g |
盛田のランドセル | シュガープリンセス | 1,230g |
澤田屋ランドセル | プレミアムラティブ | 1,236g |
ポール&ジョー | クリザンテームワンタッチオープン | 1,245g |
プライベートレーベル | スウィートリボンプレミアム | 1,250g |
キューポット | チョコレート | 1,250g |
マリークヮント | デイジーミックス | 1,250g |
ナイキ | ナイキランドセル | 1,300g |
最後に軽いランドセルについてのよくある質問をまとめてみました。
そもそもランドセル症候群とはいったい何なのでしょうか。
ランドセル症候群とは、体に合わない大きさや重さのランドセルを長時間背負うことによって起こる、心身の不調のことです。
主な症状としては以下の通りです。
ランドセルが身体に合わないことにより、まずは背骨が横に曲がる「側弯(そくわん)」になってしまいます。
これにより肩や腰、背中に痛みを感じるようになり、その痛みが原因でストレスを感じて精神的不調まで来たしてしまうのです。
また、上記以外にも頭痛や腹痛など、一見ランドセルと関係のない症状が出てしまう場合もあり、その症状は多岐にわたると考えられています。
ランドセル症候群の原因は、ランドセルの「重量」ではなく「背負いにくさ」にあります。
重量が軽くても体にフィットせず、肩や腰に不自然に重量がかかってしまうランドセルは、ランドセル症候群の原因となってしまうことがあるので注意してください。
逆に重量が重くても、体にフィットして重さを感じにくいランドセルであれば、このような不調は起こりにくくなります。
※画像引用:NuLAND
最近では、ランドセルは重いのでナイロンのリュックの方がいいのでは…?という意見も増えてきています。
ランドセル本体の平均重量はおよそ1,300g前後。一方、ナイロンのリュックのほとんどが3桁台となっています。
ナイロンリュックは確かにランドセルよりも軽いですが、デメリットもあるので注意が必要です。
【メリット】
【デメリット】
実はナイロンのリュックはランドセルよりも重さを感じやすいというデメリットがあります。
ランドセルと違って形がしっかりとしていないリュックは、荷物の入れ方によって左右の重量のバランスが悪くなり、片側だけ重さを感じてしまったり、後ろに引っ張られてしまったりと、体への負担が大きくなります。
また、肩ベルトも薄くて弾力がないので、肩に食い込んだり千切れたり、背あても通気性が悪く、蒸れて不快感を感じることもあります。
教科書の軽量化やオンライン授業の実施などに伴い、タブレットを導入する小学校が増えてきました。
特にコロナ禍によってオンライン授業が増え、タブレットを持ち帰る機会も増えてきています。ナイロンのリュックは外側からの衝撃に弱く、タブレットの持ち歩きには適していません。
一方でランドセルは、外側をしっかりガードしているので、タブレットの持ち運びも安心。
さらに最近ではタブレット収納が付属しているランドセルも増えており、タブレットに関する面でもナイロンリュックよりもランドセルの方がおすすめと言えます。
主要ランドセルブランドの中で最も軽いのは、セイバンの「スゴ軽エアーII」とふわりぃの「レジェランド」で、重さは約890gの超軽量モデルです。
重量だけを比較すると、ナイロン製のランドセルの方が軽いのですが、ナイロン製のランドセルは背負いにくく体に負担がかかりやすいので、逆に重く感じてしまいます。
また耐久性にもすぐれないため、ここでは考慮していません。
ランドセル本体の重量は、人工皮革1,000~1,200g前後、牛革1,200~1,400g前後、コードバン1,300~1,600g前後で、先ほど紹介したように平均重量は1,300g前後となっています。
そして、それに加えて教科書などの荷物の重さがプラスされます。この重さの平均が4.7㎏なので、ランドセル本体の重量と合わせると約6㎏前後の重さです。
※ランドセル工業会「体型に合ったランドセル選び」
小学生は徒歩通学がほとんどなので、子供たちは毎日6㎏のランドセルを背負って登校していることになります。
ランドセルはどうしてこんなに重いのでしょうか。それは、子供たちが使う教科書のページ数が増えたことや水筒などの荷物が増えたことが原因でしょう。
一般社団法人教科書協会によると、教科書のページ数は年々増加していて、平成17年度の教科書のページ数は4857ページでしたが、令和2年度の教科書ページ数は8520ページに増加しています。
教科書サイズもB5判からA4判へ一回り大きくなり、英語や道徳の教科書も増えています。
そして、児童一人に一台ずつタブレットが配布されるようになって、タブレットを持ち帰ることでさらにランドセルが重くなっています。
しかし、ランドセル自体の重さは昔と比べて軽くなっています。ランドセルが普及し始めた昭和30年代、ランドセルは今よりサイズは小さいにもかかわらず重量は1,600g前後だったようです。
現在の平均が1,300g前後なので、ランドセルブランドが工夫して軽量化を図っていることがわかります。
そして、ポイントは「背負いやすさ」と「収納力」の部分で紹介したように、いろいろなブランドで体感が軽くなるような工夫もされているので、子供たちの体の負担が少しでも減るように、背負いやすさなどにもこだわってランドセルを選ぶことが大切です。
さんぽセルは、ランドセルを背負わずにキャリーケースのように運ぶことができるもので、ランドセルの荷物が多いと悩んでいた小学生によって開発されました。
さんぽセルを使うことによって、子供たちの負担を約90%減らすことができ、姿勢悪化などの健康被害を改善することにもつながります。
しかし、舗装されていない道や坂道、雨や雪の日などは、引いて運ぶことができなくなってしまうので使うことが難しくなります。
さんぽセルは引いて歩くので、片手がふさがってしまいます。ランドセル以外の荷物も多いので、もう片方で他の荷物を持つと両手がふさがり、転倒時などは危険なこともあるでしょう。
このようなさんぽセルですが、評判はどのようなものでしょうか。
【肯定の意見】
【否定の意見】
さんぽセルにはさまざまな意見がありますが、購入を考えている人は、問題なく使用できるかやデメリットなどをきちんと確認することが大切です。
ランドセルには、最近増えてきているキューブ型と昔ながらの学習院型があります。
キューブ型と学習院型、それぞれのメリットとデメリットを見ていきましょう。
【キューブ型のメリット】
【キューブ型のデメリット】
【学習院型のメリット】
【学習院型のデメリット】
軽いランドセルの多くはキューブ型が採用されています。
キューブ型ランドセルはヘリがない分、耐久性が劣ってしまいますが、ブランドによってはしっかりと対策されています。
例えば、全モデルキューブ型を採用しているカバンのフジタでは、特殊なミシンを使用して本体と背あてを内側から縫製。高い技術をもつ職人が、型崩れしないようにしっかりと縫い合わせています。
さらに「しっかりくん」と呼ばれる独自の芯材を採用して耐久性をアップ。キューブ型の弱点である耐久性もしっかりとカバーしています。
もうすでにランドセルを購入してしまった人でも、ランドセルを軽くすることは可能です。
まず最初にチェックすべきは肩ベルトです。
肩ベルトは成長に合わせて調節することができるようになっています。ベルトの位置を変えるだけでランドセルを軽く感じることができるので、今すぐにでも実践してみましょう。
調節の目安は、背負った時にランドセルの上部が肩よりも上に来ること。ランドセルが肩より下に来てしまうと一気に重く感じてしまいます。
背中に隙間が空いてしまうのは、ランドセルの重心が後ろに行ってしまっている証拠です。
重心が後ろに行けば、当然体は後ろに引っ張られて重く感じてしまいます。
背中に隙間ができないように、肩ベルトを動かして調節してあげましょう。
見落としがちなのが肩ベルトなどに付けられている金具です。
特に下ベルトの金具は脇腹や腰に当たりやすく、不快感を感じている子供も少なくありません。
背負った時に金具類が当たっていないかを確認してあげることで、快適に背負うことができます。
荷物の入れ方一つでも、重さを感じにくくすることができます。
重い荷物はできるだけ背中側に入れ、重心を背中にくるように調節すると重さを感じにくくなります。
逆に重いものを背中から遠い側に入れてしまうと、重心が後ろに行き、体が引っ張られてしまうので気を付けましょう。
ランドセルがスカスカだと、歩いたり動いたりするたびに中で荷物が動いてランドセルの重心があちこちに行ってしまいます。
重心を背中側でピタッと固定させることで、ランドセルの重さを感じにくくなるので、教科書が少ない日は筆箱や体操服、タオルなどを入れて隙間を埋めてあげましょう。
ランドセル購入後でも、ランドセルを軽くする工夫はたくさんあるので、あきらめずにチェックして少しでも負担を減らしてあげましょう。
これからランドセルの購入を考えている人は、先ほど紹介した男の子女の子のおすすめモデルをチェックして、体に負担のかかりにくいランドセルを選んであげてください。
最後に、もう一度素材別のランドセルの重さを確認してみましょう。
【ランドセル重さの目安】
それぞれメリットデメリットがありますが、ランドセル選びで重要なのは、「背負いやすさ」と「収納力」です。
店舗や展示会に足を運んだり、ランドセルをレンタルして自宅で背負ってみるなどして、背負い心地のよいランドセルを見つけてみてください!